「スマートテレビに先進の HDR 映像を」@ NAB 2022 ラウンドテーブル

     

    MediaTek のスマートホームビジネスグループ担当副社長の Alfred Chan は、Sinclair 社、Phillips 社とともに NAB 2022 のメディアラウンドテーブルに参加し、Bally Sports Regional Sports Networks の高画質スポーツ番組に Technicolor SL HDR1 を導入するというエキサイティングな計画について話し合いました。

    HDR(ハイダイナミックレンジ)コンテンツの広範囲での導入を実現するためには、家電メーカー、コンテンツ制作会社、映像プロダクション、放送会社など、このエコシステムに関わる主要なステークホルダーすべてが連携し、消費者が求める豊かな体験を提供できるよう、協力する必要があります。このバリューチェーンで非常に重要な役割を果たすのは、高品質な没入感を実現する基礎となるコンポーネントを提供するチップメーカーです。

    ディスカッションの中で Chan は、現在 MediaTek が、Best Buy や Costco をはじめ、世界中で販売されているテレビの 95% に、テレビ用 SoC を提供していることを示しました。MediaTek の SoC は、消費者が新しいテレビを購入する際に期待するすべての高度な機能を実現します。4K でいち早く市場に参入した MediaTek は、現在ではパートナーであるテレビメーカーとともに 8K 市場の成長を牽引しています。

    HDR は急速に最新のテレビ体験の基本になりつつあり、プレミアムテレビはすでにさまさまなレベルの HDR 性能に対応しています。次世代型テレビで HDR コンテンツをより広く利用できるようにするために、業界内の他企業が課題に取り組んでいることはとても心強いことです。米国の Sinclair Broadcast Group のような放送局は、現在 HDR 対応の地上波コンテンツ、特にライブスポーツを視聴者に提供し、MediaTek はこのコンテンツが同社のチップを搭載したテレビで、正確に放映されるよう取り組んでいます。

    ディスカッションの中で Chan は、プレミアムスマートテレビの購入者は HDR と、それが視聴体験をより優れたものにすることを認識していると語りました。Sinclair 社および Phillips 社と密接に協力し、この新しい HDR フォーマットを MediaTek 製品に搭載することで、このきちんと計画されたエンドツーエンドの実装は、放送業界にとっての資産となることでしょう。そして、MediaTek の SoC が搭載されたプレミアムスマートテレビで、HDR は最高の結果を示すことでしょう。